えあぱそリターンズ センター1

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センター1

某私立大学の校門前に僕らは自転車で到着した。交通費をケチって高い試験を受けるのも何か矛盾してるような気もするが、僕は自転車が好きだったのだ。ついてきた友人はバテていた。

そこでは塾や学校の応援団がそれぞれ形成されており、高校受験のときを思い出した。ああこれからテストが始まるのだなとほうけていると、遠くのほうで見覚えのある人影が近づいてきた。

「よおー、お前もセンター受けるんだな」
「あ、カナタ…、あのさ…」
「どうした、受験票なくしたとかそういうアレか」

「受験票に顔貼ってなくて入れないんだけど」
「…」

ウロウロしているだけで解決するはずがないのは誰が見てもわかるのだが、本当に過失を起こした人間というのは冷静な判断が出来ないものなのかもしれない。
僕は彼を連れて受付に走って状況を説明すると、本部に連絡した後で、その場で写真を撮ってプリントアウトしてくれた。なんという親切。
その時彼が言った言葉を、僕はいまだに覚えている。

「写真代ういた」

(つづく)
※あんまマネしないほうがいいと思います

2009/01/17 22:27 | 人外正伝。


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