えあぱそリターンズ 世紀末ジムリーダー伝トウガン!
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世紀末ジムリーダー伝トウガン!

「いってきます…」
「父ちゃん、今日も負けないでね!!」

今日もまた息子のヒョウタが健気に送り出してくれた。ヒョウタは俺に憧れて、つい先日ジムリーダーになったばかりだ。
ジョウト地方のジムリーダー、ツクシくんが就任の挨拶回りに訪れた時は驚いたが、まさか自分の息子もまた若くしてジムを持つことになるとは思っていなかった。

この子もいつか、現実を思い知るのだろう。

親として子どもに現実を知らせることは時に必要である。だがしかし、どんなに必要であっても、純粋に自分のことを尊敬する息子を悲しませようとする親がいるだろうか。

ジムリーダーには給料がない。

この現実にぶち当たったとき、文字通り目の前が真っ暗になった。若かりし頃、俺たちの憧れたジムリーダーは、ジムの裏側で必死に努力をしていたのだ。
俺もまたジムリーダーの生活を続けていく上で、生活が苦しくなるのは目に見えたことだった。だけど…ヒョウタだけは…、せっかくのヒョウタの生きがいだけは護ってやりたい…。


「トウガンさん、挑戦者っすよ!」
ジムの掃除を任せている若手が元気よく挨拶した。
そうだ、俺はこのミオジムではトップの男なのだ。ヒョウタの憧れる男とは、ミオジムのジムリーダー・トウガンなのだ。トップの男が悔やんでどうする。ええい、元気よくいこう!

「鋼使いのトウガン、いざ参る!!」

…ちょ、炎・格闘タイプの猿とか反則すぎるだろ。あ、まって、インファイトは勘弁な、あ、あ、あ~燃えた、あの猿、火炎放射まで使いやがる…。

「このマインバッジを持てばレベル70までのポケモンが…」
「技マシン91の中身はラスターカノンといって…」


「ただいま…」
「あ!おかえり、父ちゃんどうだった?」
「ああ、トレーナーのアキトとかいうのが挑戦してきたが、ゴウカザルなんて返り討ちよ!」
「凄いや父ちゃん!俺、あの人のモウカザルのマッハパンチで負けたのに!」
「はっはっは、ヒョウタはまだまだだなあ…」

こうして私の一日は巡っていく。輝かしいジムリーダーを心に描きながら。

2009/01/07 23:10 | 平常散文。


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